日本の薬の年間売上は2021年国内医療用医薬品市場が前年比2.2%増の10兆5990億円と巨額な売り上げになっている。
そんな薬大好き日本人、飲み方は大丈夫なの?
あなたは薬を買ったり、処方箋でもらったりしてしてくる薬をきちんと飲み方を守って飲んでいますか。本ブログは薬の飲み方に注意を払い方について書いています。
薬はどうやって効果がでるの
口から入った薬は胃や腸で吸収されて血流に載って肝臓へ運ばれる。
肝臓で一部分解され、分解されなかった薬が心臓を通り全身へ運ばれていく。
薬が細胞の受容体に結合。
細胞の働きを活性化または細胞の酵素などのたんぱく質に働き、刺激したり妨害して効果を発揮。
血液中を廻った薬は最終的に肝臓で分解されて尿になって排泄されていきます。
薬の量というのは、どれだけ肝臓で分解されるか、血液中を周りどれだけが効果を発揮するかを計算されて処方されるようになっています。
その計算を邪魔をしてしまう飲み方をあなたはしていませんか?
危険な飲み方
水なしで飲む
場合によっては食道の途中で薬が止まり、刺激の強い薬だと潰瘍を起こす。
横になって飲む
水なしと同じことを起こしかねない。
降圧剤はグレープフルーツと飲み合わせない
血圧を下げる効果を発揮する酵素がグレープフルーツの苦味成分によって急激に血圧を下げてしまう副作用が出る。
血栓を防ぐ薬と納豆
納豆のビタミンKは血液を凝固する働きがあるので、血液の固まりを無くすような薬の効果を邪魔をします。
薬とコーヒー
風邪薬や頭痛薬、鼻炎薬にはカフェイン成分が入ったものとコーヒーを一緒に飲むとカフェインの過剰摂取になるリスクがあります。
別の効果を発揮する薬を飲み合わせる
種類の違う薬を飲むときはよく説明書を読んで飲まないと思いもかけずひどい状態を生み出す。
薬と食べ物
薬と食べ物の効能が薬の利きを妨害をする場合があります。
薬とアルコール
アルコールと睡眠薬はどちらも脳機能を抑制する作用が働く。
強い作用が働いて脳からの呼吸を維持する命令が弱まって生命の危険に及ぶこともある。
加齢と薬
腎臓の機能は年齢と共に低下して70歳では30歳の半分にまで落ちるので体の中に長くとどまり副作用が出やすくなり腎臓で分解するような薬は注意が必要です。
薬の効き目は個人差が大きい
「効く」「効かない」は、人によって肝臓が薬を分解する能力の高い低いがある。
また人によって薬を受ける細胞の受容体が多い少ないがある。また年齢によっても違ってくる。だから、他に人に利いても自分に効くとか限らないことを覚えておいていただきたい。
くれぐれも「この薬、とても効いたよ」といわれて友人から譲り受けないことは大事なポイントです。
複数の薬の服用が増加する
特に高齢になると複数の薬を服用するケースが増加してきているようです。
70歳以上でなんと6つ以上の薬を使っているのも珍しくないようです。
高齢者にはこんな副作用も起こっているようです。
どんなものかというと
・食欲低下
・排尿障害
・ふらつき・転倒
・便秘
・物忘れ
・うつ
・せん妄
などのようです。注意が必要ですね、あなたの周りのおじいちゃん、おばあちゃんは大丈夫ですか?
まとめ
薬を飲む
あちこちにあるドラックストアで簡単に一般薬は手に入ります。薬には詳しい飲み方について書いてありますが、読んでいるでしょうか。
こんなこと書く私は読んでません`・ω・
こうでいいんじゃない、的な飲み方。
でもよく考えれば。
誤った薬の飲み方は考えてもいなかったという症状を出さないとも限らない。薬は体にいいものと思い込むのは危険。
体の中でさまざまなものと反応し、いい面も悪い面も出しえることを忘れずに薬を手にしてほしいと思います。