「感動の回路」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。私は初めて耳にした言葉と思います。
人が感動してドキドキ、ハラハラ、ワクワクしたりする経路のことではないかと思っています。
小学生の頃は、何を聴いても観てもワクワクドキドキしていたような気がします。それが何十年も生きてきて経験値が多くなると、感動することがだんだんと弱くなる。言い方を変えると感動しなくなるということです。
滅多なことで感動せず「へぇ~」程度で反応してしまう。
いい年して!なんて思われたくないなどというものではなく、本当に感度が低くなっていて「それがどうした・・」的な反応になりがちな自分がいます。
これは年齢や経験を重ねたためなのでしょうか?
「老化?」の一種とも考えられます。
若い頃のような感動の回路を磨き敏感になるためにはどうしたらいいのでしょうか。
私が考えるには、動画が反応を鈍くする要因の一つとも感じています。動画は見ているだけで様々な情報が脳に届き脳は考えることが不要です。見て聴くだけでいいものが動画です。脳は怠け癖がついていくるのではないかと思います。
それに対し読書は、文字を追い、脳はその情報を受け取り脳の中で音を鳴らし映像を作り出していきます。「動画を観る」と「読書」では脳の働きが違っています。脳の中の働き具合も断然読書が高いといえると思います。
また、街を歩いている時も目に入る映像もぼんやり見ているのではなく、こんな所にこんなものがあるのか、ここにはこんなものがあるのか、と発見を感じたり「綺麗」「大きい」「見事だ」「かわいい」と感じる心を作るように努めていきたいと思っています。