人生は空を飛ぶ飛行機に例えられます。
飛び立った飛行機は目的地があります。決まった飛行時間があります。
だからこそ安心して快適な空の旅を楽しめるし目的地へ到着を楽しみにして飛行機に乗っていられます。
しかし、その飛行機に何らかの異常が発生し、墜落するかもしれないという事態になった時にあなたはどのような心持になるでしょうか?
不安、絶望、恐怖しか機内にはない状態になると思われます。
昭和の後半、日本航空のジャンボ旅客機が墜落する大惨事がありました。
500名近い方が亡くなりました。
その中で生き残った人が数名います。
その中の一人、スチュワーデスの人が非番でお客様として乗っていました。
機内で
で「バーン」と大きな音がして急降下が始まり、まっさかさまに落ちて御巣鷹山に激突するまで約25分間あったそうです。
その方は、その恐怖を語っています。
このように飛行機は目的地まで安心して飛んで行き、楽しめるのは目的が明確にわかっているからです。
それが目的地もなく、ただ空を飛ぶ飛行機ではいづれ燃料が切れ、墜落の時間を迎えることになります。
人生ではどうでしょう、何も目的を持たず生きて、ただ楽しいだけで生きているのは目的地を持たない飛行機の飛行と違わないのではないでしょうか。
楽しいことはいいでしょう、でも目的を持っていくことが大切でダイジなことだと思うのです。
快適に目的地まで飛行するためには、飛行機の整備も欠かせません。
私は太く短く生きるんだと、食べたいものを食べ、やりたいように生きていくんだ。というのは無整備の飛行機を飛ばすようなものではないでしょうか。
その考えでは、御巣鷹山に墜落した飛行機のように急に山肌に激突する事態になる可能性が高くなります。
整備し万全にし目的を持っていても突然の出来事はつきものですが、リスクを少なくするためには日ごろの整備は欠いていけないものなのです。
未来を明るいものにするためには、目的と日頃の備え、養生があってこそではないでしょうか。
人はどんなにしっかりした考えを持っていても
時にはぐらつき、揺らぐときがあります。
その時に心のよりどころも持っていたり、学びを日頃より怠らないことではないかと思っています。