家の中の物はどのくらいありますか。
永く住んでいれば、一部屋は物であふれているのではないでしょうか。
今回は「捨てる」ということを中心に本ブログを書いていきます。物を捨てるにはある技術が必要だという内容です。
物が溜まる
衣装ケースもいくつもあって、そういえばこの衣装ケース数年開けていないってことありませんか。
つまり、その中の衣装は数年着ていないということですね。
衣装だけではありません、カバン類、タオル類、紙袋の束、壊れた電化製品、使わない布団、毛布、重たい写真アルバム、人からの頂き物で使用していないもの等など。
いま時は廃棄するのも曜日や捨てる場所をきちんと理解しないと捨てられません。
廃棄する日が平日なので仕事勤務日との関係も影響し捨てられないということも多々あります。
一時期は断捨離という言葉が流行し、その手の本もたくさん出版されていましたね。
人間が物を持ちたがるのは何故か
人間は所有する欲求が高いものだと思います。
所有することで自己実現をしたという感覚を得るのではないでしょうか。
それを使用しなくても所有していたいという感覚があります
でもその感覚を持ち続ければ物で溢れかえることになります。
「捨てる」という発想をもつ
私ごとですが、私の父がなくなり母が介護施設に入所するとき、老朽化した実家を解体しました。その時の実家の物の多さに驚きました。
60年近く住んだ家です、家族の父、母、こどもが4人が育ちました。
両親の衣服、子どもたちの幼いころのものも含めとんでもない量でした。
すべてを専門業者に委託する手もあったのですが、少しでも費用を安くしようと自分でレンタルトラックを借りて積み込み不燃物の廃棄できる山へ捨てること往復3回、仕事の休日を1か月使いました。
それはそれは大変でした
それ以後、現在自分が住んでいる場所は断捨離しようと思いました。
遺品部屋
最近NHKのドキュメンタリー番組で遺品部屋というのを見ました。
マンション一人暮らしの方が亡くなった後の部屋の整理についてをテーマにしたものでした。
ごみ屋敷状態の部屋もそうでない部屋も存在しています。
生活をしていれば食べ物にもゴミが出てしまいます。
食べるものを買う場合、容器が溜まります。箱入り、プラスティックもの、紙箱等など。
また、何かの役に立つかもしれないと何でもとっておくという行為が習慣化しています。
実家を解体するときも、ビニール袋、紙袋、おしぼり、等など無料で手に入る小物がさまざまな棚のどこの引き出しにも存在するようになっていました。
自分が死んだ後のことは知らん!では残された子供たちを含め相続権がある人たちやマンションの他の住民にも迷惑をかけることになると説明がありました。
捨てられないもの
捨てられないものをアンケートした結果があったのでご紹介します
〔男性〕
本、洋服、雑誌、書類、ビデオテープ、CD、おもちゃ、靴、写真・・
〔女性〕
洋服、本、雑誌、台所用品、書類、押し入れの物、ビデオテープ、写真、靴
男女で多少の差はありますが、あなたはいかがですか
写真などは最近はスマホの中にあるので溜まることも少なくなっていると思います。
場所を取るのは衣服が多いのではないでしょうか。
セカンドショップが多くある昨今ですので買い取ってくれる場所もありますので以前よりは処理しやすくなってはいますが、家に蓄積が進んでいる方も多いのではないでしょうか。
捨てられないものが家に溜まることで起こる問題
エネルギーの便秘状態
物にはエネルギーが宿っています。使わなくなった不要の物には負のエネルギーが出るといいます。
部屋に積みあがる負のエネルギーは部屋の空気を重いものにしてしまいます。
ゴミを放ちぱっなし
ゴミは邪気や浮遊霊を呼び込むという人もいます
依存体質
誰かがやってくれるという根拠のない依存をしてしまう体質を創り出してしまう
頭の中、心の中はごちゃごちゃ
部屋、身近なところがゴミ、不要なものが散乱している人は頭の中も心もごちゃごちゃになっている可能性が高いものです
自分への無関心
時間もあるのに整理をしようとしない、ゴミの中にいる自分を容認する、ということは自分をよくしようという関心がない。つまりは自分へ無関心ということになります。
本当に必要なものがわからない
何でもため込んしまうので、真に必要なものが何かを判断できなくなってしまう。
捨てる技術
捨てるための技術をご紹介したいと思います
とりあえず取っておくは禁句
取り合えず取っておくの区分けをしないことです。判断を先延ばしにしたものは最後の最後まで残ります。結局は見ない、使わない、のゴミとなります。
まして視覚に入らない部分のよけておくと100%使いません。食べ物なら腐らせますしカビだらかになること間違いありません。
お祝いなどのお返しにいただいたもの、箱を開けてみてチラ見して、「ふ~ん」でフタを締めて押し入れの奥へ入ったものは使わないもの間違いなしです。
「いつか」なんては来ないと思うこと
いつか使うことがあるかも、いつか着ることがあるかも。
これはよくあるケースですね、古い友人とバッタりあって、今度いつか飲みに行こうといって分かれるとそのいつかはまず来ない、日を決めていない「いつか」はやってこないものと思いましょう。
もし「いつか」と思って保存するならばメモを書いて保管しておこう「これは20〇〇年〇月〇日まで開封し使用していなければ不要なもので捨てるもの」と書いて保管しましょう。
この時は何十年先ではなく長くても三年先までにしておいた方がいい、三年で身のまわりの環境が変わるか変わらないかで判断できるのではないでしょうか。
夫婦間で必要なものは当然違う
自分の邪魔なものは他の人にとっては便利で大事なもの!?
こればかりは、勝手に処分すると争いのタネになるので必ず一声かけた方がいい。これも相手にいつまで取っておくかを聞いてメモなどを貼って保管をする方がいいと思います。
「聖域」を作らない
これは捨てられないものだ、という聖域を作らないほうがいい。
これはダメ。これもダメ。という聖域を広げるとどんどん溜まります。
自分がどんなに大切にした聖域もあなたが死んだあとはすべてただのゴミなのです。
所有したものは使ってこそ価値がある
買ったにもかかわらず持ったないと使用しない場合がある。
そんな勿体ないことはない、使わないということは結局はゴミなんです。自分がいいと思って購入したものを宝のように使用しないで保管し単に眺めておくのは正に宝の持ち腐れです。
購入するときは、本当に自分は使うのかをよくよく考える必要がある。
また、同じものを予備として2つ3つ所有する場合もありますが、私の場合ほとんどは1つしか使用しません。うまく分散して使用するほど器用にできません。
捨ててしまって、あとから「しまった!」と思っても後悔しない
会社の書類などで整理した後、あの資料どこやったかな?と思い出すことがある。時間をかけて作成した資料だったりする。そういえばパソコン内のフォルダを整理した時にごみ箱に整理した!ということを思い出し、失敗したと思うことってありませんか。
この場合は、後悔するかもしれないが、そんなことを恐れない方がいい、以前作った資料ならば更新して作成しなおせばいいのです。時間も経過し変化しているかもしれません。
数年前に作った資料など、この日進月歩の現代ではもう陳腐化したデータだったと思えばいいんです。
捨てるためのルールづくり
捨てるためにマイルールを決めて実行しましょう
- 3か月ごととか、半年ごととか廃棄日を決めてしまうことです。その日は徹底的に捨てる。
- 使っていないものは箱を開けたりせずにそのまま捨てることで時間をかけない。
- 一定期間使用していないものを問答無用で捨てる
- 捨てるためのダンボ―ル、ごみ袋などを事前準備する
- 捨てられる日をメモで書いておく
- セカンドショップにもっていくものはよけておく
- 本などを中古販売業者へもっていったり、送ったりするために手順を理解しておく
まとめ
今回はゴミを捨てることをご紹介しました。
ゴミ、不要物をため込むことは心にもよくありません。場所も取ってしまいます。ゴミ肥満にならないために思い切って整理整頓する行動を行いましょう。
ゴミを整理整頓とは少し違いますが、トイレ掃除といえばイエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんの掃除道を思い出します。
鍵山さんはトイレ掃除をすることを以下のように述べています。
- 謙虚な人になれる(人への接し方が変わりいい人生が送れる)
- 気づく人になれる(気づきを実行していくと人生がよくなる)
- 感動の心を生む(自分の持つ力を出し切っている人は感動しやすくなる)
- あるものに感謝をする(あるものを活かすことは幸せな生き方ができる)
- 心を磨く(掃除をしてきれいにすることは目の前にあるものを磨く、心を磨くことにつながる)
ゴミを捨てるとはニュアンスが違うかもしれませんが、掃除という意味では同じではないかと思っています。
さあ、不要なものを捨ててしまいしょう。そして、不要なものを持たないようにするのも大切なことです。