脳を活性化する驚くべき効果の手書き

脳のパフォーマンスを上げるために良いことって運動、脳トレ、など多くあるけど。普段簡単にできる行為があるんです。

それはペンをもって手書きをすること。そんな手書きの効果について本ブログは書いています。

脳の衰え

脳には神経細胞が千数百億個あるといわれています。とんでもない数です、でも20歳ごろを境に毎日一日10万個は死滅していくといいます。

死滅って、萎縮していく感じのようです。特に大脳の前側の「前頭葉」や横側の「側頭葉」が顕著になります。

一日に10万個ということは一年ではどうなるかと計算すると

100,000個×365日=3,650万個なくなることになります。

脳がダメになりそうな数ですね。

すごい数だと思いますが全体数から見ると意外とわずかな数のようです。

でも永く生きていくっていうことは減少していく数も当然増加していきますので老化は致し方ないかな、とも思います。

しかし、脳の中にある海馬という器官の神経幹細胞が最近の研究で増殖・分化して新しい神経細胞を補充するということがわかってきています。

この海馬は記憶の中枢として重要な部分なのですが、また45~50歳以降になっても脳の領域間の情報伝達の効率はよくなることも発表されています。

この脳の働きを活性化させるために脳へ刺激を与えることがとても重要になります。

もう歳だから、とか遅いから。という発想はやめて脳に刺激を与えることを行って脳細胞を増やすことが脳のパフォーマンスを生みだす元になります。

物忘れが増える

そうはいっても、年齢とともに増える物忘れ。

TVでも見かける芸能人、または身近な人でも、あの人はなんていう名前だっけ?ということが多く出てきます。

これは脳にある作業領域といわれるワーキングメモリーが低下しているといわれます。

ワーキングメモリーっていうものは

①情報を受けて一時的に保存するところです。パソコンでいうとドキュメントホルダー的なものです。

②保存された情報に優先順位をつけて処理をして、情報を引き出す働きをしています。

ワーキングメモリーは機能特徴として処理できる数は一度に5~7個がMAXといわれています。メモリーが満タンになったりして機能が低下すると引き出す力が遅くなっていくんです。

パソコンも同じでないでしょうか、メモリーがいっぱいになったとき、なかなか処理ができずパソコンのアイコンがグルグルしていて反応が戻ってこない状態です。

パソコン本体そのものが古くなったり使用頻度が高いとドキュメントに情報がいっぱいになっていることが多いです。不要な情報がたまりすぎているからです。

パソコンには不要な情報や使用していないものを消去する仕組みがあります。

脳にも同じ機能があるんです。実はそれが、「忘れる」というものなんです。

「忘れる」ということは大事なこと

人間の脳は忘れるようにできていることを発見したのはドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスです。

この方の研究結果から「エビングハウスの忘却曲線」という説が出ています。

人は覚えたことを20分後に 42%  忘れる

        1時間後に 56%  忘れる

        1日後に  74%   忘れる

        1週間後に 77%  忘れる

        1か月後に 79%  忘れる

このような研究結果が出ています。

手書きとパソコン入力

ここでよくある質問がパソコン入力、あるいはスマホでの入力はダメなの?という疑問です。

パソコンは猛烈な速さで思考をページに打ち込みすることができます、効率を求めたきた人間の英知の結晶であり便利だし使いやすいのがパソコンです。

しかし

この便利な機器はあまりにも早く考えたことを文字に変えていきます、まるで高速道路を走る自動車のように。

早ければ早いほど、通り過ぎた景色がなんであったかなんて気づかない。

まして気にも留めずに先に進んで文字化していくのがパソコンだと思います。

手書きとパソコンでの脳への働きの差を調査した研究があります。

アメリカのパム・A・ミュラー博士、ダニエル・オッペンハイマー博士による共同研究で学生たちにアルゴリズムとか動物のことにまで幅広いテーマを聞かせでキーボートとノートに手書きでメモを取る実験を3回実施しました。

講義の直後と1週間後にテストを実施したところ、ノートに手書きした学生の方が総じて理解度が高いという結果が出たそうです。

また他の大学教授の心理学者カリン・ジェームズさんがまだ読み書きを学んでいない小さな子供たちに脳の活性化と手書きの実験をした結果。、手書きによる脳の活性化が示されたというものがあります。

脳の中の読み書きに使う領域がよく働いていたようです。

手書きは脳の中に溜まったものをアウトプット(出力)する行為です。それもゆっくりと文字化して自分の書いた文字を目でみて、さらに脳へインプットすることになります。

パソコンのモニターが次々と下へスクロールするのとは違い、紙に書いたものはゆっくりなので目に留まりやすく、こんなことを自分は感じていたんだと発見、理解がしやすくなります。

書く瞑想(ジャーナリング)

書く瞑想という本を出しているものをご紹介させていただきます。

書く瞑想

この本に書かれている書くという行為は冥想であり「快」という感情のままだと多くの健康効果があるとして書かれていることをご紹介いたします。

  • ストレスに関する病院通い減少
  • 免疫システム機能の改善
  • 血圧の低下
  • 肺機能の改善
  • 肝機能の改善
  • 入金日数の改善
  • 気分感情の改善
  • より大きな精神的幸福な感覚
  • 試験前のうつ病状態の改善
  • トラウマの緩和

こんなによくなると記述されています。

この書くという瞑想(ジャーナリング)はストレスなどの発散をするのではなく適応をするという状態であって、話をしてスッキリしたというカタルシス(浄化作用)とは違うとも述べています。

著者によると、脳波を測定した結果

手書き アルファ波リラックスしている時出て創造性が高まります)

キーボードは ベータ波(単純作業やイライラしている時に多くなります)

が出ていたという(あくまでも著者の個人レベルの実験結果)。

書く時間

じゃどんな時に書くのか、ということも疑問が出てきますよね。

いつでもいいと思います。

メモを持っていって、いつでも書くことでいい。

書く内容にも特に決まりがあるわけではありません。

愚痴や悩みを書き綴るのもいいし、日記でもいい。

自分へのアファーメーションでもいい。

ちなみに私は朝に書くようにしています。

夜は一日に反省点を書いていたんですが、なんだかマイナス的な言葉ばかりが出てきたりするのがあまり好きでなくて継続できないんです。

その点、朝、起きて書くものは今日 何するぞ、何かがあるぞ、ワクワクするぞの前向き言葉が出てきやすいんです。

これは私の愛読書の

いくつになっても、ずっとやりたかったことをやりなさい

著ジュリア・キャメロンのものにあったものを活用させてもらってます。

モーニングノートと名付けています。

基本、テーマは「今日あるワクワクドキドキ」を書くようにしています。すべてワクワクドキドキすることに結びつけています。気持ちいいですよ。

まとめ

書くことは冥想だという意見にあって、なるほどと思ったことを今回は書かせてもらいした。

脳というものは毎秒物事を考え続けています。それはどんどん流れたり忘れたりしていきます。堂々巡りに陥りがちです。

描くこと、書くこと、そこに絵をくわえたりすることができると脳はとてもいい活性をします。

小さい子供たちが絵を、字を書いている時、とっても楽しい笑顔をしています。

そんな顔を今の自分に提供する時間を持つことをおススメします。

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