シミって若い時はもちろん気になりますけど、年齢を重ねた人も大きなシミができてしまうと気になりますよね。
特に5月くらいからの強烈な紫外線には気を付けたいものです。気になる年代になってきた方へこのブログは書いています。
シミの原因
太陽光線の紫外線です。
太陽光線はビタミンDを作り出すものではありますが、浴びすぎるとシミの原因になります
その原因は紫外線。
紫外線には2種類あってUVA(A波)UVA(B波)があります
A波は紫外線の90%をしめ皮膚の奥にある真皮まで届き活性酸素を発生させます
B波は紫外線の10%で皮膚の表面で活性酸素を発生させます
このB波はA波の1000倍以上の作用があるといわれています、先にご紹介したように地上に届いているのはわずかな量で地球に住む人間が浴びている紫外線の90〜95%がA波なんですよ。
皮膚の浅いところで活性酸素ができるとメラニン細胞でメラニンの色素が生まれてしまいます(褐色ですね)
この作用そのものは、細胞の細胞核のさらなら活性酸素から守るための防衛反応なんです。日焼けして肌が黒くなるタイプの人は、紫外線を吸収しやすいタイプといえることになります。
日焼けをすると皮膚がピリピリするのは、紫外線で活性酸素が発生しているサインなんですよ。
できたメラニンはどうなるかというと、皮膚の新陳代謝の働きで皮膚の下からトコロテンのようにメラニンが押し出され排泄されていきます。
この新陳代謝の働きをターンオーバーといいますが、この流れを狂わせると排泄が滞ってメラニンが皮膚にたまって、そしてシミへと変化していってしまいます。
(この流れを狂わせる要因には別にたんぱく質が不足しても起こるようです)
シミの予防
日焼けを予防するのがもっとも効果があります
ではそんな紫外線を予防するために何をするべきかというと、日焼けしない服装をすることや日焼け止めを使い予防すること。
でも日焼けが嫌だからといって、まったく外へ出ないというのは、別の問題を起こすので避けた方がいいですよ。
そして、紫外線の影響を軽減するために、食べ物で体内から、紫外線に対して対抗の働きがある栄養素を摂取することがポイントです。
脂溶性のカロチノイド(ビタミンA,βカロチン、アスタキサンチン)は抗酸化作用があるので細胞膜に溶け込み紫外線が発生したときに除去してくれる。
これらを摂取していると、メラニンがつくられにくくなって日焼けをしてもピリピリ感が少なくなります。
ちなみにビタミンAを多く含む食品は、鶏レバー、豚レバー、あなご、ニンジンなど。
また皮膚のターンオーバーを助けるたんぱく質、亜鉛、ビタミンAを行う栄養素を摂ることで、できてしまったシミに対してビタミンCが有効な働きをしてメラニンを還元して白っぽくしてくれています。
ビタミンCを多く含む食品としては、赤ピーマン、黄色ピーマン、菜の花、パセリ、ブロッコリー、レモンなどです。
ちなみにスーパーでよく見る緑ピーマンにもビタミンCは含みますが、100mg中でみると
赤色ピーマンは170mg
黄色ピーマンは150mg
緑色ピーマンは76mg
と赤色ピーマンがダントツビタミンCが多い。
この天然のものに存在する色素成分には強い抗酸化作用があるのでバランスよく食事に取り入れていきたいものです。
特にピーマンのような緑黄色野菜に多く含まれ、橙色、黄色などがβカロテンで食べることによって体内でビタミンAに変化していきます。
またトマト、スイカのような赤色もリコピンという抗酸化作用がありますし、動物性でいうと赤身のあるエビ、カニ、鮭なども期待できますよ。
このような体内の抗酸化作用のメカニズムを、より機能を円滑に働かせるためにアミノ酸、マンガン、亜鉛、鉄といった抗酸化系ミネラルも摂っておくことがよいです。
目を守ること
目も守ることを忘れないでほしい。
明るい強い日差しでは目の角膜から紫外線が入り、そこで活性酸素が発生します。
目から入ってくると脳が紫外線を浴びたと勘違いしメラニンを発生させてしまうといいます。
そのためいつも強い日差しを受けている人や海で活動しているサーファーの人たちが白内障になりやすいと言われているのは、紫外線で生じた酸化ストレスによってたんぱく質変性で目の水晶体が濁ってしまうからなんです。
日差しの強い日などはサングラスなどをして予防をした方がいいですね。
環境汚染にも注意を
気になる環境汚染
SDGsなどで世界中で話題になっている環境汚染も大きく私たち地上にする人間にも影響を与えています。
地球を取り巻くオゾン層の破壊から先にご紹介したB波が地表に届く量が増加してきていること。
このB波が増加することで皮膚がんや白内障の健康被害が増加する懸念があるようです。
環境汚染は人間だけでなくその他の動物、植物にも影響を与えていきます。
天気予報と共に紫外線情報を注意して外出時は予防対策を取ることが効果ありそうです.
まとめ
紫外線は冒頭にもご紹介したようにビタミンDをつくる大切な働きもあるので、完全シャットアウトすると弊害もあります。適度に紫外線を浴びることも必要なので、極端にならないでおくことが大切です。
特に夏場は普通に外を長時間歩いているだけで日焼けします。
シミなどを気にする場合、あまり肌を露出して日光を長時間浴びない方がいいかもしれません。
日焼けしているのは健康的ではありますが・・・・。