数年前に公開された「フードインク」の続編が公開されたので観てきました。監督はロバート・ケアー氏で前作と同じです。
たくさんの項目が出てきてますのでキーワードをここで羅列しますと、「多国籍企業」「超加工食品」「農業生産者」「甘さとカロリーが脳に及ぼす影響」「不法移民、不法就労者」「タイソンフード」などでしょうか。まだあったかもしれませんが暗記しきれていません。

この映画はすべて実名で出てきます。名指しで一定企業に対して現在行っていることを表現しています。良い悪いの評価は映画を観てご自分で判断をしてもらえればと思います。
仮にこの映画通りだとしても、そこに私の意見を載せて批判することは避けていきたいと思っています。何が正しいのかは100%はわからないからです。
その上でこの映画で表現されていたことで私の気になった部分を項目をあげてご紹介いたいと思います。
多国籍企業の影響
多国籍企業とは早い話大企業です。一定の企業が巨大になりすぎて影響力が半端でないのです。その力は国のトップ(大統領)をも動かし法案を通過させたり、大企業で働く労働者、農業生産者の生活や不法移民や食べ物を購入する国民である消費者の健康しいては命までをも脅かしてくるのです。
そして、その影響力はお金を吸い上げていき大企業はますます巨大さを増加させていく。正に仏教でいうところの貪欲そのもの、餓鬼の世界に陥っているようなものです。
どんな力かというと・・・
- 農業生産者へ力でもって支配する。勝ってなことをさせない。
- 効率的に商品を作り上げるために生き物の不自然に成長させ早く食べ物に変化させる。
- 生き物を効率よく食べものにするために抗生物質を餌に混ぜて、最終的に食べる人間に影響を及ぼす。
- 一定の動物にコストの安い餌ですませるために本来食べないものを食べさせ新しい病原菌を発生させて食べた人の命を奪う危険性を生んだ。
- 家畜を生き物として扱わずモノとして扱うまでなっている。
- 不法移民を使い不法就労者としていいように活用し、国の政策までもコントロールする。
- 安価に製造できる超加工食品により消費者の健康に害を及ぼしている。
端的に記述をしたが映画では、一つづつ映像化して紹介しています。
まさに恐怖映画でした。
有名な企業の製品が多く登場し、普段私が口にしている商品もありました。
生き物をモノとして扱う生産現場
これは食べる消費者である私たちが知りたくない映像だと思います。
鶏、豚、牛がどんな環境で育てられ食べ物になっていくのか。

私たちは食品スーパーでパックにラップされて価格シールを貼られた姿しか見ていません。しかし、そこに届くまでにはどんな過程があるかを想像すらしません。嫌、したくないのもかもしれません。生き物を食べるのだから、もちろん殺す行為が行われています。
ただ、今のような時代になる前はまだ生き物を生き物として殺し食べる時代があったのではないかとさえ思います。

今は、効率という言葉の下で成長ホルモンや抗生物質の入った餌を与え成長速度を早めたり、不自然に体重が増えて歩けない鶏、まったく身動きできないほど狭いところに閉じ込め一気に殺していく機械化されたオートメーション殺戮等など。
人間が本来欲する三つの味「塩、油、砂糖」
今、塩、油、砂糖を求める人が減少してきているようです。その原因は生産コストさげるために開発された加工品にあります。その加工品を使って製造された超加工食品の数々が映像で紹介されています。
コーンや大豆を大量に生産し、それらを化学的開発して甘さやカロリーを調整した商品が巷にあふれています。この加工品には「甘さとカロリーのバランス」を崩してしまったものがあります。
低カロリーを謳ったもの、甘さ控えめと感じるのに実はカロリーが非常に高かったりとするものなど。これらが人間にどんな影響を与えるかを実験し公表したことが映画では披露さています。
このバランスを崩したものは脳を騙しもっと食べたくなってしまうというのです。市場ではそのような商品を進めるCMなどが世界中に流されています。その結果、起こっていることは肥満者、糖尿病患者の増加、腎機能低下などの病気になる人が増えています。

安い食べ物を求め、病気になり高い医療費を払い続けないといけないことになってしまっています。多少高くても健康な体を維持するために野菜など加工品でないものを食べる方がいいのはないか、と私は思います。
食べものには。生産コスト、流通コストのほかに環境コスト、社会コスト、健康コストが含まれていまうと映画の中で語られています。
今、私たち消費者にできることは?
多国籍企業に一個人があがなっても何もできないではない、まずはスーパーで買い物をする時にできることがあるといいます。
- 一日3食食べるものを選択することができます。(何を食べるか)
- 動物にも、働く人にも、環境にも優しい企業が提供したものかを選択する。
- 食品はできるだけ旬なものを選択する。
- 有機な食材を選択する
- ラベルに書かれたことを読む。
- 地もの食品を選択する。
- 生産者が販売しているものを選択する。
まとめ
スーパーに行ったとき、安価なものを選択しがちです。安価であることに越したことはないと思いがちです。しかし、その商品の価格の背景にあることを想像してみることが大切なのかもしれません。
この安さはどんな環境で作られたものか、原料はなにか。そこで働く人は人間らしい扱いを受けているか。どこで作られて運ばれたものなのか。
安くで美味しい!その裏にあるものは何か?現在では添加物であらゆる味を再現できてしまいます。
どんな添加物が含まれているのか、など等。
そんなに神経質にならなくてもという声も確かにあります。しかし、病になって高額な治療費や健康な行動ができなくなってから後悔しても始まりません。

自分はそんなことにはならない!という保証はどこにもないのですから。